BAFTAゲームアウォーズが昨夜幕を閉じた
BalatroとVampire Survivorsが主要カテゴリを制覇
プラットフォーム別部門の廃止は認知度に影響するか?
ジェフ・キーリーのThe Game Awardsほどの世界的知名度はないものの、BAFTAはスケール以上に権威があると言えるだろう。2024年のBAFTAゲームアウォーズではモバイル専用カテゴリが設けられていない中でも、主要モバイルタイトルの輝かしい受賞が開催を彩った。
Balatroがデビューゲーム賞を獲得。Localthunkによる控えめなローグライクデッキビルダーは業界に大きな興奮を巻き起こし、多くの出版社が次の大ヒートを求めてインディー作品を物色中だ(ただし、同様の現象が再現可能か疑問視する声もある)。
2023年にベストゲームを受賞したVampire Survivorsは、今回は進化するゲーム賞を獲得。Diablo IVやFINAL FANTASY XIV Onlineといった強豪を抑えての快挙となった。
モバイル部門はなぜ消えた?
BAFTAゲームアウォーズはプラットフォーム別表彰を意図的に排除する独自の姿勢を取っており、2019年にモバイルカテゴリが廃止された。Vampire Survivorsや原神などのモバイル/マルチプラットフォーム作品が顕著な実績を残しているにもかかわらず、授賞体系は変更されていない。
数年前にBAFTAゲーム部門のルーク・ヘブルスウェイト氏に取材した際、同機構は「リリース作品はプラットフォームに関わらず平等に競うべきだ」という信念を持っていると語っていた。
この方針に対する見解は人それぞれだが、BalatroとVampire Survivorsがモバイルプラットフォームを通じて大きな注目を集めた事実は否定しがたい。このような広範な到達範囲自体が、一つの認識形態と言えるだろう。
とはいえ、これは単なる私見だ。さらに知りたい方は、ウィルと私がモバイルゲームをはじめ様々な話題を掘り下げる最新のPocket Gamerポッドキャストをチェックしてほしい。