> ニュース > マイク・ポンドスミスが「プロジェクト・オリオン」を発表:暗黒のシカゴ構想

マイク・ポンドスミスが「プロジェクト・オリオン」を発表:暗黒のシカゴ構想

By BrooklynSep 11,2025

CD Projekt

CDプロジェクトが熱烈に期待されている『サイバーパンク2077』の続編、コードネーム「プロジェクト・オリオン」は依然として秘密のベールに包まれている。しかし、サイバーパンクの生みの親であるマイク・ポンドスミスが、先日開催された「Digital Dragons 2025」カンファレンスで興味深い新情報を明かした。

ポンドスミスは今作での関与は前作ほど深くないものの、脚本のチェックや進捗確認のためにCDプロジェクトを訪れていることを明らかにした。「先週は各部門を回った」とポンドスミスは語り、「彼らは新しいサイバーウェアのコンセプトを見せてフィードバックを求め、私たちはそれが機能するかどうか討論した」と続けた。

ナイトシティを超えて

最も重要な発表は続編の舞台設定に関わるものだ。ポンドスミスはプレイヤーがナイトシティとまったく新しい大都市圏の両方を訪れることを明かした。この新たなロケーションについて、「『ブレードランナー』のようではなく、むしろ『Chicago gone wrong(失敗したシカゴ)』のような感じだ」と表現している。

この表現は、文字通りの未来のシカゴというより、新たなディストピアのビジョンを示唆している。両都市の関係性についてはまだ不明で、双方が完全に探索可能なのか、それとも異なるゲームプレイ目的で使われるのかは定かではない。

CDプロジェクトの開発状況

現在、CDプロジェクトの707名の開発者のうち84名がボストンスタジオで「プロジェクト・オリオン」に取り組んでいる。同プロジェクトはまだ初期コンセプト段階にあり、『ウィッチャー4』が同社の最優先プロジェクトとなっている。

サイバーパンクの世界はメインシリーズ以外でも広がりを見せている。Netflixは『サイバーパンク:エッジランナーズ』の成功を受けて、新たなアニメシリーズを計画中だ。また、『サイバーパンク2077』はNintendo Switch 2でのリリースを控えている。

前の記事:ホラーゲーム「Coma 2」が不気味なディメンションを公開 次の記事:『Silver & Blood: Requiem』夏の大規模アップデートを発表