著名なRPGスタジオObsidian Entertainmentの『Avowed』ディレクターを務めたキャリー・パテル氏が、同社の最新タイトル発売から数ヶ月後に退社したことが明らかになりました。
パテル氏はLinkedInプロフィールを更新し、Netflix傘下のNight School Studio(『Oxenfree』ナラティブアドベンチャーシリーズの開発元)への移籍を正式に確認。
パテル氏、Night School Studioに加入
「新たにNight School: A Netflix Game Studioのゲームディレクターに就任することを嬉しく思います!」とLinkedInで報告。具体的なプロジェクトは非公表ながら、物語性を重視した同スタジオで再びディレクター職を担います。
Night Schoolの最近の動向
Night Schoolは昨年『Oxenfree 2: Lost Signals』を発表するなど『Oxenfree』シリーズで知られ、最近では『Black Mirror』スピンオフ『Tronglets』をリリース。一方で非公表の人員削減も実施されており、Netflixは以前、『Halo』のベテランジョセフ・ステイトン氏率いる別内部スタジオを閉鎖しています。
Obsidianのベテランが残した功績
11年間在籍したObsidianでは、『The Outer Worlds』や『Pillars of Eternity』シリーズなど名作RPGに貢献。『Avowed』では初期開発リブート後からプロジェクトリーダーを務めました。
『Avowed』の変遷
パテル氏の指揮下でプロジェクトは大きく進化。当初構想されていたダークファンタジー(『The Elder Scrolls』風マルチプレイヤー要素あり)から、独自の探索ゾーンを持つカラフルなシングルプレイヤーアドベンチャーへと変更されました。
『Avowed』Xbox Developer Direct スクリーンショット
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『Avowed』の評価と今後
RPGはおおむね好意的なレビューを得るも、当メディアの分析では「Obsidianお馴染みの世界構築とキャラクター描写は光るものの、革新的ではなくやや保守的なファンタジー体験に留まっている」と指摘。
Obsidianは最近、Photo ModeやNew Game Plusなど発売後6ヶ月以内に追加されるコンテンツを発表していますが、これらはパテル氏退社後の展開となるため、彼女の関与はありません。
同スタジオは6月のXbox Games Showcaseで『The Outer Worlds 2』を紹介する予定です。